○治療をしている、治療やケアの方向性に迷っているなどでの、面談。また実際にケアの方法を知りたい場合は、出張致します。大阪府下のみ\1,500(交通費込み)にて対応させていただきます。
○創傷ケア相談時の流れ(閲覧注意: ページ下の画像、人によっては気分を悪くする可能性があります)
○創傷ケア相談時の流れ(閲覧注意: ページ下の画像、人によっては気分を悪くする可能性があります)
なぜ相談・面談が必要なのか。
ホルモン療法、SRSにアクセスする状況は近年、大きく変わりました。ホルモン剤を処方してくれる医療機の情報は口コミになり、インターネットからの情報収集も容易です。胸の手術を国内で行う場所も増え、タイでのSRSは、アテンド業者の隆盛もあり、日本人に人気です。生きかたに迷ったときの自助グループ、LGBT’sコンサルタント業も登場しています。選択肢が増えたという点だけみれば、治療法があり選択をする、といった他の疾病に共通する患者像ともいえます。一方で、治療は、それまでの性別で生きてきた個人の人生を大きく変えるものであること、健康障害を起こす可能性もあることから、賛否両論です。 大きなリスクを抱え、多額の金銭を支払い、キャリアを中断する(それを嫌いアルバイトで生活する人)人生の一大事にも関わらず、詳しい情報があまり外に出てきません。図書館や本屋の健康コーナーに行ったとき「肝臓病/透析/がん」などの病気解説本と同じように、SRSやホルモン療法の本が並んでいるでしょうか。また、これだけLGBT'sのニュースがメディアを賑わす中で、SRSの合併症、後遺症について話題が出ることはあるでしょうか。
SRSは、手術、という点で術前後の流れは他の病気と同じです。特徴的な違いはありますが、合併症が起こる要因、起こり得るリスク、予防方法など共通する点は多々あります。そして、どのような手術を受けた場合でも、もれなく病棟で看護師から合併症、またそれを防ぐ術後ケアについての指導を行うのが常です。資料を用意しているところもあります。
管理者の記憶では、国内外の医療機関でSRS術後の指導、は徹底されていない印象です。FTMのSRSにおける狭窄、瘻孔、壊死、色素沈着と大抵の合併症と、その治療も経験しました。幸い、外科系、創傷ケアの経験もあり、創傷ケアに理解のある医師と連携し、自身で術後の創傷ケアに努めてきました。術前後の状態、傷に対して行うべきケアは、SRSであっても基礎的な考え方は他の外科術後と同じです。そして、身体的な負担の大きい外科的な治療に頼らずとも、対処できるトラブルも中にはあります。その見極め、判断には、やはり医学的知識と術後を見る経験が必要です。実際に、ホルモン療法から手術療法を受けてきた当事者である管理者が、ご相談に対応します。
視覚障害者に分かりやすく伝える、という教育現場での経験もあり、難しい医学知識も分かりやすい表現で解説します。仕事と並行しての返信のため遅れることもありますが、メールでの相談は回数制限なく無料です。
実際に会って話をしたい。また、手術の流れや希望をどうやってDrに伝えたらいいのか、術後の状態を見て欲しい、医者の言ったことがよくわからない、ケアの方法を教えて欲しい、これら面談が必要と利用者様が判断された場合、大阪府下は交通費込み実費で出張可能です。面談では上記のことを丁寧に説明させていただきます。頂く実費は、お金と時間をかけて治療をしてきた当事者、医療従事者としての知識・経験を、あなたが納得いくまで解説するための、サービス料と捉えてください。もちろんご自分で学び、エイヤっと飛び込めるようでしたら、それに勝るものはありません。自分の望む生きかたをするために、お金と時間、キャリアをかけた手術が、悔いなくその後10年20年先のあんしんに繋がることを願っております。